2019-04-24 第198回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
まず、道路の復旧におきましては、阿蘇大橋地区で発生いたしました大規模斜面崩壊によります国道五十七号、国道三百二十五号、県道熊本高森線及び村道栃の木—立野線の通行不能箇所の解消を最優先の課題として取り組んでおります。 国道五十七号につきましては、国直轄事業で北側に迂回する道路を整備しております。現在、用地買収が完了し、全面的に工事を展開しているところです。
まず、道路の復旧におきましては、阿蘇大橋地区で発生いたしました大規模斜面崩壊によります国道五十七号、国道三百二十五号、県道熊本高森線及び村道栃の木—立野線の通行不能箇所の解消を最優先の課題として取り組んでおります。 国道五十七号につきましては、国直轄事業で北側に迂回する道路を整備しております。現在、用地買収が完了し、全面的に工事を展開しているところです。
熊本の場合、南阿蘇村の村道栃の木立野線長陽大橋の事例がございます。 このように、代行が可能な対象としては、大規模な工事や災害に限定されている状況でございます。
これによりまして、国道三百二十五号阿蘇大橋が完成するまでの間の代替ルートとして、熊本市や立野地区と南阿蘇村を結ぶ南北方向の通行を確保する予定でございます。 いずれにいたしましても、国の技術力を結集して、一日も早い復旧に努めてまいります。
さらに、県道熊本高森線と村道栃の木立野線についても、直轄代行で取り組んでいただいております。 県道熊本高森線、これは俵山トンネルルートというわけですが、これについては昨年内に暫定開通していただきました。
今度は陸路でございますが、南阿蘇鉄道とJR豊肥線というのが阿蘇地方にはございまして、この両線は立野駅で連絡して、阿蘇地域においても熊本都市圏とのアクセスにおいて欠かすことのできない交通機関でございます。さらに、南阿蘇鉄道は、国内外から観光客に人気のトロッコ列車が運行されるなど、熊本の貴重な観光資源になっております。
孤立した阿蘇の地域で様々救援活動に励んだわけでありますが、お隣、南阿蘇村立野におきましては水道が壊れたということで、そのことをもって町民が避難をするという状況がありました。水道の復旧が早くできればという思いをお届けをしてきたところでありますが、この進捗状況についてお伺いをしたいと思います。
立野地区における水道の復旧状況につきましては、立野ダム工事事務所が設置した工事用井戸から配水池までの水道管布設工事を平成二十八年十二月に完了し、その後、井戸水を活用した配水管の漏水調査を同年十二月末から実施、一月に完了していると承知しております。
これによりまして、国道三百二十五号阿蘇大橋が完成するまでの間の代替ルートとして、阿蘇市や立野地区と南阿蘇村を結ぶ南北方向の通行を確保する予定でございます。 いずれにいたしましても、国の技術力を結集いたしまして、一日も早い復旧に努めてまいります。 以上でございます。
特に被害の大きかった国道三百二十五号阿蘇大橋につきましては、復旧までに時間がかかることから、まずは並行する村道栃の木立野線を、この夏までに、国の代行で応急復旧による開通を目指しているところでございます。 また、昨年北海道に上陸もしくは接近いたしました台風第七号、十一号、九号、十号により被災した橋梁は、北海道内の国道と道道で二十九橋を確認しております。
その間、阿蘇大橋が完成するまでの間に、代替ルートとなります村道栃の木―立野線、長陽大橋ルートと呼んでございますが、これにつきましても、来年夏までの応急復旧により開通を目指しまして、国の直轄事業として復旧工事を推進しているところでございます。 引き続き、地元の方々の御協力を得ながら、早期開通を目指して全力で取り組んでまいります。
さらに、立野川地区や高野台地区など八か所において、この度の地震で発生した不安定土砂や崩壊斜面に対し熊本県と大分県が砂防堰堤などを緊急的に整備するため、災害関連緊急砂防事業などを実施することといたしました。 今後とも、二次災害防止のため、熊本県などと相談しながら全力で支援してまいります。
益城から西原村を経由して阿蘇の入り口、立野というところまでが断層帯が走っているところでございまして、ここの上だけが非常に被害を受けております。これ以外のところはほとんど、建物にひびが入ったとか瓦が落ちたとかその程度の被害状況なんですけれども、被害を受けたところが極端にひどいものですから、そういったところに今支援の手を相当伸べていただいているということが現状でございます。
大規模な土砂災害を受けた阿蘇立野地区にあって地域唯一の救急病院として命綱の役割を担った阿蘇立野病院は、現況での診察継続は危険と判断され、現在も診療再開には至っておりません。また、二十三日、派遣の際、熊本市民病院を訪れていただきました。本来、災害時に駆け込む場所である病院から入院患者を出さなきゃいかぬというようなことになってしまいました。
○宮内大臣政務官 立野ダムにおきましては、今後、有識者を交えた詳細な調査を行うこととしておりまして、先ほど申し上げましたように、この中で、第四紀断層がダム本体直下に通っていないことにつきましても改めて確認することといたしております。 なお、地震調査研究推進本部による調査につきましては、結果が明らかになった時点で、その内容に応じまして適正に対応してまいりたいと思っております。
立野ダムにおきましては、従来の現地調査等によりまして、第四紀断層がダム本体直下に通っていないことを確認いたしております。 さらに、地震発生後の調査により把握した状況は、従前の調査結果と矛盾するものではありませんでした。 立野ダムの安全性に問題はないと考えておりますが、今回の熊本地震の規模が大きかったことを踏まえまして、今後、有識者を交えました詳細な調査を行うこととしております。
そこで、国土交通省に、国土交通省が建設を進めようとしている立野ダムとの関連でお伺いをいたします。 新たな活断層の可能性が指摘される中で、国土交通省は、これまで、布田川断層帯は立野ダム建設予定地の近くまで連続していないとしてきました。熊本地震の後に活断層等々についての調査は行われたんでしょうか。いかがでしょうか。
先週の本会議でも、阿蘇大橋がのみ込まれた南阿蘇村立野地区のある方の心情を総理に御紹介をいたしました。家は建っているが住めるかどうか分からない、水もまだ来ておらず、先が全く見えないのに、行政から仮設住宅を希望するか家の応急修理を選ぶかと聞かれても答えようがない、仮設に入るには建っている家を諦めなければならないのかと、追い詰められた声です。
この中には、熊本市民病院、そして立野病院といった大型の救急病院が含まれております。 被災者の立場を考えますと、この被災を機に、さらなる治療のあり方、こういったものが少し変わってまいります。在宅医療をしなければならない、そういったものになってくると思います。
そして、この阿蘇付近でこれだけの崩落とこれだけの土砂崩れが起こったこの地域に、立野ダムなるものの建設はきっぱり中止する、そのことも強く要求して、きょうの質問を終わらせていただきたいと思います。 終わります。
阿蘇大橋がのみ込まれた南阿蘇村立野地区のある方は、家は建っているが住めるかどうか分からない、まだ水も来ておらず、先が全く見えないのに、行政から仮設住宅を希望するか家の応急修理を選ぶかと聞かれても、どう答えたらいいのか、仮設に入るには建っている家を諦めなければならないのかと、追い詰められた心情を打ち明けられたそうです。
現在、立野地区で五十七号の復旧工事が進められていますが、より安全で安定した復旧を早期に行うためには、国道五十七号を別線で復旧することも視野に入れるべきであると考えております。
崩落があった立野地域からスイッチバック方式で阿蘇カルデラ内に上がって、阿蘇高原を駆け抜けるというような、九州中部を横断する鉄道であります。全国的に話題となっておりますクルーズトレインの「ななつ星in九州」のルートにもなっておりまして、大変人気の高い路線でもあります。また、「あそぼーい!」
熊本と大分を結びます国道五十七号、そしてそこから分岐をいたします、熊本と宮崎を結びます国道三百二十五号、そして、立野ダム建設に伴います工事用道路として国によって建設され、そしてその後南阿蘇村に移管をされました村道栃の木立野線、さらには一級河川黒川、白川の合流地点にかかります阿蘇大橋、またさらにJR豊肥線、第三セクター南阿蘇鉄道、こういったものが立野地区の山腹の大規模崩壊によりまして一挙に破壊をされました
それから、JR九州の在来線でございますけれども、豊肥線の立野駅—赤水駅間での大規模な斜面崩壊、これは阿蘇大橋地区でございます、この土砂流入。それから、宮地駅—波野駅間での落石等の被害がございます。それから、鹿児島線につきましては、植木駅—西里駅間や小川駅—有佐駅間で軌道沈下、道床流出等がございました。
○本村(伸)委員 この大規模な斜面崩壊があった阿蘇大橋の約二・五キロ下流には、立野ダムの本体予定地がございます。 資料をお配りしておりますけれども、住民団体の皆さん、立野ダムによらない自然と生活を守る会という皆さんが、「熊本地震直後の立野ダム予定地周辺現地調査報告書(速報)」というものを出されておりまして、それを資料として出させていただいております。
被災地の皆さんからは、立野ダムどころではないんだ、立野ダムに使うお金があるのであれば被災者支援の方にお金を回してほしいという切実なお声が聞こえてまいります。 国交省はこれまで、住民運動の皆さんが崩落の危険があると指摘をしても、立野ダムの予定地の岩盤は十分強度がある、立野ダム建設を行う上で特に考慮する活断層は存在しない、こう言っておりました。
○野田国義君 百三十人の介護職員が不足しているとか、私、現場へ行きましたけれども、立野病院ですか、非常に被害も受けておりますけれども、裏山が土砂崩れの心配があるということで空っぽになっているような状況、産婦人科なども使えなくなって、病院がですね、この問題も非常にあるというようなことが指摘をされているようでございまして、医療、福祉を始めそういったところまでしっかりと、被災者がちゃんと健康が保たれるような
特に、阿蘇市、立野地区では大規模な山腹崩壊が多数発生し、その中でも最大の山腹崩壊による影響範囲は、幅二百五十メートル、長さで千メートルを超える想像を絶する規模のものであり、現時点でも全容は明らかになっていない状況であります。
現在、特に被害が大きい南阿蘇村の山王谷川地区や立野川地区において、土砂で埋まった河川の土砂掘削や大型土のうなどの設置など、熊本県が土砂災害専門家の助言も聞きながら梅雨期に備えた応急工事を実施しております。 なお、熊本県から要請のありました南阿蘇村阿蘇大橋地区の崩壊斜面については、直轄砂防事業により緊急的な斜面対策を実施してまいります。
それから、豊肥線の立野—赤水間も、土砂崩れで現在行方不明者の捜索が続いている、一刻も早く発見、救出が第一でということで復旧のめどが立っておりません。それから、第三セクターの南阿蘇鉄道も運休しております。
特に被害が大きい南阿蘇村の山王谷川や立野川地区などにおいては、土砂で埋まった河川の掘削や大型土のうの設置など、熊本県が専門家の助言を聞きながら応急工事を実施しているところであります。 今後とも、二次災害防止のため自治体への支援に引き続き全力で取り組んでまいります。